毎日使うお風呂は一日の疲れを癒やしてくれる大切な場所です。
だからこそ、少しでも長く使いたいものですね。ただ、湿気が多くカビの発生しやすい場所なので、いろいろな不具合や劣化症状が出やすい場所でもあります。
壊れたからすぐに交換できるものではないです。交換するには高額な費用をかけないといけません、メンテナンスをすることで長く使いたいです。
今回はユニットバスを長く使う為のメンテナンスをご紹介したいと思います。
ユニットバスのメンテナンスはなぜ行うのか
使用頻度や経年劣化でユニットバスは傷んできます。傷んでいる箇所を見つけた場合は早く対処したほうがいいです。
傷んでいるところを見つけたら放置しないで早く対処しておくことです。放置していると劣化が進んでしまいメンテナンス費用が高額になってしまいます。
浴室は湿気が多くカビが発生しやすい場所で、ユニットバスの劣化にも繋がっていきます。
ユニットバスは毎日使う場所なので、とても使用頻度が高く劣化が起きやすい場所です。メンテナンスを行うことで長く使うことができるようになります。
小さなメンテナンスを繰り返して行うことが出費を抑えることになります。
ユニットバスに見られる劣化サイン
ユニットバスは表面は水に強くなっていますが、裏面は水には弱く裏に水気が侵入すると劣化が早くなってしまいます。
壁や床でひび割れや穴があれば、裏ではカビや錆が発生していて、ひどいと建物に影響が出ることがあります。
コーキング(シリコン)の劣化により穴や剝がれが起きて裏側に水がまわることがあります。
ユニットバスの裏に水が入り込むと傷みやすいので、早めに見つけることが大事です。
コーキングに隙間ができていないか。
壁や床に傷が無いかどうか。
排水の流れは問題ないか。
パッキンの浮き上がりがないかどうか、などが劣化サインです。
壁で起こりうるトラブル
引用:株式会社エイジュン ( https://www.eijyun.jp/works )
パネルの素材によりますが、樹脂パネルの場合はひび割れの注意が必要です。鉄板が素材のものは傷がついたり裏側に水が入り込むことにより錆びていきます。
コーキングの穴や剝がれがあったら裏に水がまわっていて、裏側に傷みが出ています。ひどいと壁パネルが錆びてボロボロになる場合があります。
パネルの表面を傷を付けるような硬いものは使用しないでください。パネルの表面が傷が付いてそこから錆びていきます。壁パネルの掃除は柔らかいスポンジなどを使って掃除しましょう。
日頃の掃除は柔らかいスポンジの様な物を使って掃除をします。掃除の時シリコンの穴や剝がれをチェックしながら掃除します。
パネルの価格は約3万円~9万円位です。それに工事の費用が加わります。パネルの交換にかかる費用は、約13万円~20万円位です。
床で起こりうるトラブル
引用:マルハコーポレーション株式会社 ( http://www.maruha-co.jp/mma.html )
床と壁パネルの設置面もコーキング処理してる場合が多いです。やはりコーキング部分の穴や剝がれのチェックは必要です。
コーキングの穴や剝がれがあるとそこから裏面に水が入り込みカビが発生したり、最悪の場合フレームやボルト足に錆が発生してしまいます。
カビは身体に悪影響を及ぼします。裏にカビが入り込むといくら浴室を掃除してもカビの影響がでます。
フレームやボルト足はユニットバスを支える大事なところです。ここが錆により腐食して折れてしまうとユニットバス本来を支えきれず落下したり、傾きが発生して亀裂やパネルに隙間が発生してしまいます。
とても危険な状態になってしまいます。
床にひび割れや穴があれば、やはり裏面のカビや錆が怖いです。
フレームやボルト足が錆びてしまうとフレームの交換が必要です。床のひび割れは経年劣化で起きます。ひび割れは補修できますが、再発する場合がありますから床の交換がいいと思います。
耐用年数がすぎている場合はユニットバスそのものを入れ替えることを検討することが必要です。
床の交換は新品の初期不良時にはできますが、経年劣化での交換は基本できないです。モデルチェンジのため古いタイプの床が無い為です。
この場合はユニットバスの入れ替えが必要です。交換費用相場は約50万円~150万円位です。
ユニットバスのグレードや大きさ、オプションによって変わってきます。
排水口の流れが悪い
排水管が詰まり流れが悪くなっている場合があります。定期的に排水口の掃除は必要です。
排水口が詰まってしまうと床下に漏れたりしてカビや錆の発生の原因になります。階上設置のユニットバスが階下に水が漏れてしまうと被害が大きくなってしまいます。
階下への漏水被害がおきた場合、損害賠償の相場はないです。
漏水・給排水事故例(住居者による賠償責任事故編)
引用:ライフサポート株式会社 ( https://www.mansion-hoken.jp/article/15032663.html )
また経年劣化で排水管の損傷も起こる事があります。日頃から排水の流れ具合を見て流れが悪く感じたらすぐに対処する事が大事です。
排水口の流れ具合は毎日のチェックと掃除で改善されます。
交換時期を先に延ばすために
ユニットバスの耐用年数は15年~20年と言われています。ただ、金額が高いので少しでも交換時期を先に伸ばしたいと思うはずです。
定期的にメンテナンスを行う事でユニットバスを長く使いたいです。毎回の掃除時のコーキングの穴や剝がれのチェックと入浴時の流れ具合のチェックは大事です。
ユニットバスに気になるところが見つかったら後回しにしないでメーカーもしくは業者に相談しましょう。
不具合に早めに対処する事でユニットバスの使用できる期間を延ばす事ができます。また早く対処する事で修理費を安くできます。不具合箇所への対応が遅れると修理費用が高くなってしまいます。
毎日の掃除
誰でもできるメンテナンスが掃除です。どのくらいきちんと掃除するのかによって、ユニットバスの寿命が変わります。
排水口はゴミが溜まりやすく匂いや詰まり、また水漏れの原因になります。まめに掃除する事で安心して使える期間を延ばすことになります。
浴室で一番大変なのは、カビの発生を抑えることです。浴室の壁や天井の水滴を拭き取ることですがなかなか難しいと思います。
やはり毎日の掃除でカビに対処する事でカビの発生を抑えることです。
コーキングのケア
コーキングはパネルのつなぎ目や床や浴槽回りにしてあります。コーキングしてあるところにもまめに掃除していてもカビは発生します。
コーキングは10年位で劣化してきます。劣化してくるとコーキングがしっかり入っている様に見えるが剝がれている場合があります。
長く使っているとコーキングのカビも落ち難くなり掃除も大変になってきます。
コーキングの剝がれがあると裏側に水が入り込むことでパネルの劣化や床下のフレームやボルト足の錆の原因になります。
コーキングは10年位で打ち直ししたほうがいいです。
ユニットバスのパネルの交換に行ったときに、本来は?コーキングをカッターナイフで切ってシリコンを剝がしていきます。ただ、あまりに劣化が進行していると手で引っ張ると簡単に取れます。
これはシリコンの劣化で粘着力が無くなり剝がれた状態だったからです。
換気扇にも注意!
浴室の湯気の排気する換気扇も非常に大事です。換気扇も定期的に掃除が必要です。
換気扇の表面のカバーを外すとなかのファンのところにホコリがかなり付着しています。ゴミが付着したままだと排気能力が低下します。
換気扇も8~10年位で交換時期をむかえます。定期的に掃除する事で排気能力の低下するのを極力おさえ、寿命を延ばすことになります。
換気扇は電化製品なので、交換時期は必ず訪れます。ゴミが溜まったままだと交換時期が早まってしまいます。長く使うためにも定期的に掃除は必要です。
ユニットバスの交換時期は?
使い方や頻度によりますが、ユニットバスの寿命は15年~20年位でです。
メンテナンスをまめにしていれば、寿命を延ばすこともできます。15年~20年位経っても異常が無ければ、そのまま使えます。
補修や修理して使用していくことはできますが、年数が経ち過ぎている場合は修理をしてもまた壊れる場合があります。
腐食によって壁パネルにボコボコした浮き上がりがないか、床にひび割れがないか、またはユニットバスがグラグラしないかなどです。
この場合は裏に水が回り込みパネルの腐食やボルト足の異常が考えられます。この様なことがあればユニットバス交換の目安です。
ユニットバスの寿命の一つの目安として15年~20年位経っている場合は、ユニットバスの入れ替えリフォームを検討する時期です。
まとめ
日頃のの掃除がユニットバスの寿命を延ばすことになります。このときにコーキングのチェックもしたほうがいいです。
異変を感じたら後回しにしないで、メーカーまたは業者に早く相談してください。遅くなって修理費用が高くなってしまいます。
コーキングは10年位で打ち直しをしてください。換気扇は8年~10年位が交換時期です。