ユニットバスのメーカーはいっぱいあります。機種も多くいろいろ組合せるとかなりの数になります。
いろんな機種と組合せで迷ってしまいます。
選ぶのがすごく大変です。オプションと床の色、パネルの色、浴槽の色と決めるのがいろいろあります。
デザイン優先、機能優先、掃除のしやすさを優先する方法があります。今回はユニットバスの選び方をご紹介します。
浴室のリフォームをしたときに、掃除のしやすさと介護のことを考えて選びました。今回は掃除のしやすさと介護の面からどう選んだかご紹介します。
ユニットバスの選び方
ユニットバスは、どこに焦点を当てて選ぶといいのでしょうか。
それは、ショールームに行って商品を見て説明を受けることです。このときおすすめのまま決めていくと費用が膨らんでいきます。
このおすすめをベースにして、必要な物とそうでない物とを選びます。ここからグレードも上げ下げしながら費用もみて決めていきます。
時間が取れるならショールームに複数回は行きたいです。1度だけでは見落としがでます。
私は寒冷地仕様で頼むのをすっかり忘れて工事日が近くなって気がつきました。やはり何度か行ってみて確認が必要です。
ユニットバスでできないこと
ユニットバスはメーカーで規格が決まっているので、ユニットバスを組み立てる場所の広さに自在合わせることができないです。後から部材の追加ができないことがあります。
ユニットバスは在来工法浴室とは違い規格により大きさが決まっています。リフォーム時はよく採寸して注文しないと入らない場合があります。
採寸して入らない場合はサイズを小さくしなくてはなりません。
このとき規格により決まっているので、サイズを小さくすると40㎝位小さくなってしまいます。ユニットバス引き渡し後に部材を追加で付けることはできないことがあります。
部材によっては取り付けられないのはなぜなのかというと、部材によるが裏に補強を入れないとだめな部材があるからです。
ユニットバスの利点
ユニットバスは在来型の浴室より工期が短くて済みます。防水性が高く費用も在来型浴室より安く済みます。
ユニットバスは工場で生産されて現場で組み立て設置するだけなので、在来型浴室より手間と時間がかからないです。
在来型浴室では設置から使用できるまで時間が必要です。ユニットバスは、組み立て設置後、早ければ翌日より使用することができます。在来型浴室より防水性が高いです。
ユニットバスは規格によりサイズが決まっている為、自由度は制限されますが工期が短くて防水性が高く費用も安く済みます。
お掃除がしやすい!
ユニットバスは目地が少なく凹凸がないので掃除が楽になります。
タイルとはちがいパネルは平で汚れが付きにくいです。床は排水性が高く乾きやすいのでカビが発生しにくいです。
ユニットバスのパネルは目地が少なく汚れが溜まりにくいです。平な面が多いので掃除がしやすいです。床は水が溜まりにくい構造なのでカビに強いです。
在来浴室から比べるとユニットバスはすごく掃除がしやすいです。
工期が短くて済む!
ユニットバスは組み立てるだけなので在来型浴室の様にセメントを乾かす時間が必要ないです。
ユニットバスは家の中に組み立て式の部屋を作るようなものです。組み立てに一日、シリコンが乾くのに一日みれば使用できる様になります。
在来型浴室は作るのには洗い場や壁を現場で作っていくので時間がかかります。ユニットバスは浴室が床、浴槽、壁、天井などのパーツに分かれて配送されて来ます。
後は組み立てるだけなので在来型浴室より工期が短いです。
漏水のリスク軽減!
ユニットバスは工場で作られてきて現場で組み立てます。繋ぎ目は目地材(隙間をふさぐパッキン)とコーキングによりふさぎます。
在来型浴室とはちがい隙間ができにくいため防水性が高いです。在来型ではタイルのひび割れや剥がれと浴槽と洗い場の繋ぎ目に隙間ができたりします。
ユニットバスは壁パネルと壁パネルの繋ぎ目は目地材又はコーキングでと塞ぎます。浴槽回りと床とパネルの繋ぎ目は目地材又はコーキングで塞ぎます。
目地材とコーキング(シリコン)は柔軟性がありますから割れなどが発生しにくいです。
ユニットバスはパネルや床回りなど隙間ができにくい構造なので、防水性が高いです。
使いやすいデザイン!
デザインは人それぞれ好みがあると思います。ユニットバスメーカーはいっぱいありますから自分にあったものが選べると思います。
お風呂は一日の疲れを癒す、リラックスする場所です。落ち着けるデザインがあると思います。使い方も自分の使い方にあったものを選べます。
デザインにこだわりすぎると掃除がやりにくかったりします。シンプルな方が掃除がしやすいです。
種類が多いので、使い勝手がいいデザインで掃除がしやすい自分にあったユニットバスが見つかるはずです。
ユニットバスのサイズを知る
ユニットバスのサイズの表記は内寸の縦、横の長さを略したものです。例えば1620だと内寸で1600mm×2000mmとなります。
サイズ | 坪 | 浴室内寸 |
1216 | 0.75坪 | 1200mm×1600mm |
1317 | 0.75坪 | 1300mm×1700mm |
1616 | 1坪 | 1600mm×1600mm |
1618 | 1.25坪 | 1600mm×1800mm |
1620 | 1.25坪 | 1600mm×2000mm |
1624 | 1.5坪 | 1600mm×2400mm |
主だったサイズです。この他にもサイズがあります。
理想の大きさは?
理想の大きさは、1坪タイプ(畳み2枚の広さ)がちょうどいい大きさだと思います。
浴槽も足が伸ばせて入れます。洗い場も十分な広さもあります。介護や子供と一緒に入るなら1.25坪です。
1.25坪にしてオプションで浴槽を大きくすると水道代がかかります。1.25坪でも1坪と同じ浴槽が基本サイズで、洗い場が広くなります。
1.25坪は洗い場が広かったり浴槽も大きかったりしますが、本当に介護で必要かと言ったらいらないです。介護が必要になったら介護施設を利用すると思います。
広さと費用で考えると1坪が理想だと思います。
プランを考える
ユニットバスを選ぶのに最初はサイズを決めます。入口の位置をどこにするのかを決めます。ここが決まらないと先に進まないです。
カタログだけでは分からないところがいっぱいあります。ショールームに行って展示品を見てスタッフより説明を受けながら選定用マニュアルに添って決めていきす。
ユニットバスの予算もありますから、数種類のプランをたてていきます。後は予算に合ったプランを選ぶだけです。
ドアの位置と種類を選ぶ
引用:有限会社 ライフボックス(https://www.life-box.info/company/)
ユニットバスのサイズを決めたら、入口の位置を決めていきます。
浴槽に対して正面から入るタイプと浴槽を左側に見る様にして入るタイプ、その反対で浴槽を右側に見る様にして入るタイプがあります。
ドアの位置が決まったら、扉を決めていきます。ドアの種類は、折り戸、開き戸、引き戸があります。
費用から見ると折り戸が標準です。次に開き戸の費用が高いです。一番高いのは引き戸になります。
折り戸はあまり場所は取らないですが、掃除がしずらいです。その他の扉より壊れやすいです。
開き戸にするのには追加料金が発生します。メーカーによりますがハウステックで18000円から48000円の追加です。
掃除は折り戸よりしやすいですが扉の開閉にはスペースが必要です。オプションのドア外タオル掛けが使いやすく便利です。追加料金は4200円です。
引き戸にするのには90000円から180000円かかります。追加料金が高いです。扉の開閉には場所が取らないです。万が一浴室内で倒れた場合でも開けることができます。
以上の様なメリット、デメリットがあります。費用と使い勝手を考えて自分に合った扉を選びます。
私はリフォームで引き戸にしました。介護を考えていたので開けた時に場所が取らないのがいいです。
折り戸、開き戸は内開きなので浴室内で倒れた場合開けることができなくなります。
しかし折り戸、開き戸は万が一こういった事が起きた場合に備えて緊急時には、脱衣室側より扉をはずすことができます。
浴槽の種類
浴槽には大きく分けて3種類あります。
標準タイプは浴槽の底が平らなタイプです。ベンチタイプは浴槽の底がベンチの様になっている浴槽です。幅広タイプは標準タイプより幅が広い浴槽です。
浴槽に入るお湯の量は、ベンチタイプが一番少ないです。次に標準タイプで、幅広タイプは大きい分入るお湯も多いです。
ユニットバスのサイズによって入る浴槽が決まって来ます。1216だと浴槽の底が平らなタイプのみです。
1616では標準タイプとベンチタイプが選べます。1620は標準タイプ、ベンチタイプ、幅広タイプの3種類の中から選べます。
ランニングコストを考えるとベンチタイプがお勧めです。
浴槽の材質
浴槽の材質には、FRP、人造大理石、ホーロー、ステンレスがあります。どのメーカーもFRP浴槽があり標準です。
ユニットバスで使用している材質はFRPと人造大理石が主だったところです。ホーローはタカラ製です。ステンレスは主に在来型浴室で使われている材質です。
標準はFRP浴槽です。人造大理石にするのにはプラス10万円から16万円くらいです。(ハウステックカタログより)メーカーにより変わります。
壁・床材を選ぶ
壁のカラーバリエーションが豊富です。アクセントパネルを組み合わせるとまた数が増えてくるので迷ってしまいます。床材はほとんどのメーカーがFRPです。
壁の色が豊富でアクセントパネルを組み合わせると迷います。明るい色だと水垢が目立たないです。暗い色だと水垢が目立ってしまいます。
掃除はしていても水垢はついてしまいます。それなら目立たない色の方がいいです。
シャワー・換気扇を選ぶ
水栓とシャワーも種類があり選ぶのも大変です。換気扇は標準タイプと24時間対応タイプ、暖房換気乾燥機があります。
水栓はデザインのいいものが値段が高いですが、機能は変わらないので基本仕様で十分だと思います。シャワーヘッドも種類があり節水できるタイプがいいです。
換気扇は電気製品なのでいずれ壊れるので標準でいいと思います。交換の費用が安く済むからです。
暖房換気乾燥機は浴室の暖房と乾燥と洗濯物を乾燥させるのに使います。暖房換気乾燥機は高額なので良く使い方を考えて決めた方がいいです。
暖房換気乾燥機そのものが高いので、壊れた時高い修理費又は新品に交換しても高くなります。
照明・ミラー・小物を選ぶ
照明器具はデザインも大事ですがやはりLEDで電気代を安く抑えるのがいいです。
鏡は小さくていいと思います。水垢がついてしまいますから小さい方が掃除しやすいです。
棚やカウンターははずすことで費用が安くなるなら付けなくてもいいと思います。無ければ掃除がしやすいです。
オプションで快適
オプションをどれにするか通常は、握りバーの追加です。高齢者が居ればやはり握りバーは有った方が安心です。
ユニットバスの床は排水性が良く滑りにくくなっていますが握れるところは必要です。安全に使うのには握りバーは必要なオプションです。
その他のオプションはいろいろ有りますが電気製品のオプションだと壊れた時の修理費又は交換費用が高くなります。良く考えて決めた方がいいです。
まとめ
まず最初にユニットバスのサイズとドアの位置を決めます。
後は費用と掃除のしやすさ、家族構成を考えて浴槽の大きさとオプションを決めていくといいと思います。
ユニットバスを選ぶ時は、何を優先させるのか決めた方がいいです。そこから決めていくと選びやすいです。